2023年3月
積分の記号∫の由来
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ライプニッツと同時代のヨハン・ベルヌーイを調査してました。文献は
ヨハン・ベルヌーイ全集@
(PDF)、
A
(PDF)、
B
(PDF)、
C
(PDF)
です。調査方法は、まず見出しを和訳します。 和訳方法は、 @ 原文をスキャンし、画像に変換 A GoogleのOCR機能でテキストに変換 B 変換しても完全ではないので、メモ帳にコピペし、見直し C Googleの翻訳機能で、テキストを翻訳(和訳) になります。案外満足ゆく結果です。 ヨハン・ベルヌーイ全集は300年前の文献でしたが、ラテン語、一部フランス語でした。 最初気にならなかったですが、3巻目の見出しで の中の赤で囲った文字、英語の「Analysis」に似ていることに気付きました。縦に伸ばした文字を「S」として翻訳すると、前後の単語と結びつけ「分析」と訳して問題ありませんでした。 このことから、ライプニッツはラテン語の「SUMMA」のSを縦に伸ばして積分の記号を作ったとされていますが、そもそもラテン語においてSを縦に伸ばす習慣があったとすると、積分の記号は特別な創作ではないと解釈できます。 2023/4/7 ライプニッツ著作集2のP.165に、「この箇所で数学史上初めて記号∫が導入された。これはラテン語summa(和)の頭文字sの当時用いられていた書体である。」と記載がありました。 私が高校のとき「ライプニッツがsを縦に伸ばして積分記号を作った」と教えれましたが、これは間違いで、単純にラテン語のsだということがわかりました。 |
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