Excel VBA テクニック集
コメントの文字書式２

コメントの文字列の一部の書式設定、及び取得です。

使い方は、ファイル一覧を使った応用の、「マクロ専用ファイル」によるマクロ実行に、下記コードを入れます。

書式設定の一般書式は
    Dim Comment_Obj As Object
    Set Comment_Obj = Excel_App.ActiveSheet.Comments(3)
    
    先頭文字位置から文字数分の指定は
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(先頭文字位置, 文字数)
    先頭文字位置から最終文字までの場合は
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(先頭文字位置)
    によって指定します。
    
    たとえば「太文字」指定
    ５文字目から１４文字まで、つまり１０文字分の場合は、
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(5, 10).Font.Bold = True
    ７文字目から最終文字までの場合は
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(7).Font.Bold = True
    になります。

「太文字」以外の指定は、
フォント名
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(7).Font.Name = （フォント名）
フォントサイズ
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(7).Font.Size = （フォントサイズ）
取消し線
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(7).Font.Strikethrough = （論理値）
ColorIndex
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(7).Font.ColorIndex = （カラーインデックス）
Color自動
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(7).Font.ColorIndex = 74
Color
    Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(7).Font.Color = （カラー値）
になります。

文字列の書式を取得する場合、文字により書式が違う可能性があるため、１回の命令で取得することはできません。
たとえば、全体のフォントは「ＭＳＰゴシック」、「注意事項」の部分だけ「ＭＳ明朝」になってます。「フォント名」を例に下記マクロを実行します。

    Dim Font_Tbl() As String
    Dim Len_I as Integer
    Dim I As Integer

    Len_I = Len(Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters.Text)
    '注：改行Chr(10)も１文字としてカウントされます
    ReDim Font_Tbl(Len_I)
    For I = 1 To Len_I
        Font_Tbl(I) = Comment_Obj.Shape.TextFrame.Characters(I, 1).Font.Name
        Next I

文字ごとのフォント名が取得できるので、Font_Tbl()を操作すれば、詳しい情報が取得できます。

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