確率を使って作曲





ゲームというより、ちょっとした遊びでした。

[はじめに]

昭和48年、たまたまNHK教育テレビのプログラミング講座で、コンピュータによる作曲が紹介されました。プログラミングのことですから、原理を説明し、プログラム(Basic Fortran Cobol)を説明していました。
しかし、昭和48年当時、コンピュータなんて身の回りにありませんし、私の家には電卓すらありませんでした。それでもやってみたくて、原理を理解し自分なりにアレンジして、実際に作曲しました。それで、作曲した方法を掲載いたします。

[作曲手順、データ集め]

まず、すでに曲として公開されているもので、似ている雰囲気を持つ曲をいくつか集めます。私の場合、大好きなビートルズの初期の曲を集めました。次に、楽譜にフラットやシャープがある場合、変調して、通常のドレミの楽譜にします。
下記の表を用意します。

楽譜から、音階の変化をデータ化します。

たとえば、レの次がファで、ファの次がソであれば、下記のようになります。

たとえば童謡の「さいた、さいた、チューリップの花が」であれば、「ドレミ、ドレミ、ソミレドレミレ」ですから、
ド→レ、レ→ミ、ミ→ド、ド→レ、レ→ミ、ミ→ソ、ソ→ミ、ミ→レ、レ→ド、ド→レ、レ→ミ、ミ→レ、となり、
下記のようになります。

[作曲手順、確率を計算]

各行の数字に着目し、確率を計算します。確率から、0から1までの乱数を発生させた場合に適用させる、範囲を計算します。たとえばレの行で計算すると、下記のようになります。

プログラムの乱数ならばそのままでいいのですが、私の場合、乱数はサイコロを振って作りましたから、それなりの補正が必要です。

[作曲手順、作曲]

まず最初の音・全体の中の各音符の長さはないので、自分勝手に決めます。上記データで、サイコロを振って乱数を作り、音階を入れて曲を作ってゆきます。

[曲の評価]

全体として、ある一定の雰囲気のある曲になりました。しかし、起承転結というか盛り上がりがありませんでしたので、つまらない曲でした。出来上がった曲を自分で楽しむだけでしたら、著作権には違反しないと思います。曲を売るとなると、どういう問題が発生するかはわかりません。


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